市川市内にあるデイケアハウスで、今年初めてとなる出前芝居の公演をしてきました。

このような施設にいらっしゃる方々や介護者の前で芝居をするのは初めてでしたが、芝居や歌をとおして観覧くださる方々と気持ちの交流を図ることが出来、大変良い経験となりました。

この日の演目は、所謂てんこ盛りというやつでした。お祭りマンボ踊りから昭和歌謡、童謡唱歌で遊んだ後は、波瀾ばんばん座の十八番「晴れた空の下で」をしんみり…お涙頂戴。一転変わってこれも十八番となる落語芝居「つる」に続き、映画「男はつらいよ」で大爆笑を誘い、締めはオリジナルソング「青春」、しかも劇団歌のリクエストまで飛び出し、正に見る側と演じる側が一体となって、あっという間に楽しい1時間をご一緒に過ごすことが出来ました。

 この日、午前中の空は鼠色に覆われ朝から雨風が酷く荒れ模様でしたが、施設内観覧者の皆様が温かく、我ら劇団員の熱気の籠った芝居を受け入れて下さり、お開きの頃には青空が顔を覗かせていました。